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紙とレーザー③レーザー制御方法

ガルバノスキャナー

レーザーの制御方法にはガルバノスキャナー方式とX.Yプロッター方式があります。レーザービームをモーターの付いたミラーを駆使し制御するガルバノスキャナー方式、集光レンズの付いたヘッドをX軸、Y軸方向に制御するX.Yプロッター方式。制御方法に大きな違いがあります。
それではガルバノスキャナー方式とX.Yプロッター方式を比較した時の双方のメリット、デメリットをまとめてみます。
ガルバノスキャナー方式
メリット:加工スピードが速い。量産向き。焦点距離が長い。
デメリット:設備費用が高額。スキャンエリア(加工エリア)が狭い。照射角度がつく。
X.Yプロッター方式
メリット:設備費用が安価。加工エリアが広い。加工面に傾斜がつかない。
デメリット:加工スピードが遅い。焦点距離が短い。
この特徴だけで捉えると、一般的にはガルバノスキャナー方式はマーキング加工向き、X.Yプロッター方式はカッティング加工に向いていると思います。ただ、品質やコストパフォーマンスを含めて総合的に判断すると、そうとも限らなくなります。例えば紙素材のレーザーカットはX.Yプロッター方式のレーザー設備が適切ですが、数百枚~数千枚のロットになるとプロッター方式では生産日数に多くを要してしまいます。(納期:長い 加工費:高い)品質面に関しても加工スピードの限界からくる焦げ等も発生します。
ジーパックスのレーザー設備はガルバノスキャナー方式+X.Yプロッター方式を採用しております。正確にはガルバノスキャナーを搭載したヘッドをX軸、Y軸に駆動させながら加工することが出来ます。そうすることで生産性、品質、コストパフォーマンスを高めています。
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