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カッティングステッカー

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カッティングステッカーの紹介です。

製品紹介ページでも紹介しておりますが、ここで使用するステッカー素材とCO2レーザーの相性の良さを再度ご紹介いたします。

カッティングステッカーとして主に使用される素材は塩ビシートになります。

塩ビシートは耐久性や伸縮性に優れており、施工も、し易い素材だと思います。

ちなみに塩ビ素材はCO2レーザー波長帯を吸収しますので加工は可能です。

但し、塩ビからは塩素系の有毒なガスが発生し、人体や設備への影響を考えると加工不可となります。

塩ビシートのカッティングステッカーはカッティングプロッター機で加工することが一般的です。

CO2レーザーとの相性、環境に対する安全性、双方を兼ね備えた素材がリンテック(株)のエコパレットタックシールになります。

材質はアクリル系素材で、CO2レーザー波長帯との相性は非常に良い物です。

レーザー加工における熱収縮もなく加工品質にも問題ありません。

加工検証を繰り返しましたが、とても安定した素材だと思います。

気になるとすればアクリルを切断するときに出るガスと、ビームが干渉すると炎が上がります。

これは素材に火が付いたのでは無く、ガスに引火しただけです。

カットスピードが速ければ全く問題はありません。

レーザー機としてはスキャナタイプで加工することが良いと思います。

素材コストは塩ビに比べると高価になりますが、環境への配慮を考えると、とても優れた素材であります。

施工に関しても伸縮性があり、塩ビシートと変わり有りません。環境に優しい、塩ビに変わる素材だと言えます。

レーザーで加工するメリットとしては、カッティングプロッターでは上手くカットできない部分(微細部分、鋭角や複雑な曲線)が綺麗に仕上がります。

カッティングプロッターではデザイン的に加工できないなど、今まで諦めていた物がレーザー加工では可能になります。

サイズの大きな物、簡易なデザインのステッカーはカッティングプロッター機で、微細部分が多い複雑なデザインのステッカーはレーザー機で加工するという機械の使い分けが重要になります。

写真:ステッカー サイズ80㎜x60㎜
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