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レーザー彫刻(マーキング)①

今回はマーキング加工の中でも、木へのマーキング、印字、彫刻の加工を取り上げてみます。以前にも動画でUPしたこともありますが、加工は簡単そうに見えますが、実はとても奥が深くて、どんな風に仕上げたいかで加工条件が変わってきます。
焼印の様に焦がしたい。深く彫刻したい。なるべく焦がしたくない。など、ご要望に応じて条件を見つける必要があります。レーザーを照射すれば熱影響で簡単に焦げるんじゃないか?と思うのですが、キレイに焦がすことは難しいです。加工後の商品にヤニが付着してしまっては価値も落ちてしまいます。ヤニの影響を抑え、焼印の様に焦がす。そこが腕の見せ所でもあります。
弊社のパルスレーザーは正にそこをコントロールすることが可能です。スピード、パワー、周波数、ピッチ間隔、様々な条件をコントロールしイメージに近づけます。
次の写真はその条件の違いで、どんな風に見えるか分かると思います。
marking①と②はスピード、パワー、周波数は全く同じです。
①は焦がしたいからピッチを細かくしました。
②よりは焦げましたが、結果はあまりキレイでは無いですね。しかもヤニが付着して、あまり好きではありません。
③と④は逆にピッチを荒く、そして周波数を高くしてあります。熱影響を与えながらヤニの影響を抑えています。焦げ方はスピードでコントロールしてあります。
意外にも考えている条件と反対の結果が現れる場合があります。




イチョウの木のまな板  woodpecker
marking_2彫刻事例になります。

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