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アクリル穴開け加工

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アクリルの微細穴開け加工の紹介です。
アクリルへの微細穴開け加工方法としては、ドリル刃で開ける方法とレーザーで開ける方法が考えられます。一般的にはドリル刃での穴開け加工を考えますが、例えば加工寸法が1㎜を下回るような微細穴開け加工の場合、ドリル刃を用いると加工時の摩擦熱によりドリル刃が折れてしまったり、加工時の問題が多く発生します。
その様な条件の場合に最適な加工方法として、CO2レーザーを用いて穴開けすることが出来ます。今回紹介する事例は、直径0.3㎜の丸穴を0.8㎜ピッチで千鳥状に開けていきます。もちろんドリル刃で開ける場合と同じように熱影響は出ますが、穴開けに関しては全く問題ありません。パルスレーザーの特性を活かした加工方法となります。但し考慮すべき点としては、スキャナ方式で加工する為、入射角が発生します。アクリル厚が厚くなるほど角度も入り、入り口と出口での寸法公差も発生します。精度を求める場合には加工検証の上、検討されることを推奨いたします。
写真:アクリル透明 厚み3㎜ 押出し材
加工寸法:65㎜×65㎜
穴径:直径0.3㎜×ピッチ0.8㎜ 千鳥状
加工数:6400個
アクリル0.3mmアクリル0.3mm_2

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TEL:058-279-2111

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